海外ビジターが発見した日本の魅力
西手 夕香里(通訳・翻訳修士)
# ことばのおもてなし
# Hospitality of words
# Vol.22
海外の取引先や同僚と英語でメールのやり取りをする場合、相手にわかりやすく要件を伝えることがとても大切です。今回は、海外の同僚への依頼をテーマにどのような形式でメールを作成するのか注意すべきポイントを解説します。
海外の同僚に資料作成を依頼します。 英文メールに不慣れなのですが、注意点を教えてください。
通常は“Dear Tom(名前)”、
フォーマルな関係なら“Dear Mr. Jones(苗字)”、
親しい間柄なら“Hi Kelly(名前)”などがよいでしょう。
冒頭で「お疲れ様です」や「お世話になっております」と伝えたい場合は、
“I hope this email finds you well. (お変わりなくお過ごしでしょうか)”
“I hope you had a good weekend. (良い週末を過ごされたことと思います)”
“It was nice seeing you the other day. (先日お会いできてうれしかったです)”
など状況に合わせて挨拶しましょう。
“I am writing to enquire about … (……の件でお尋ねします)”
“I am writing in reference to … (……の件でメールしています)”
なども使えます。
いつまでに情報等が欲しいのか期限を明確にし、対応のお礼をあらかじめ述べましょう。他にも、
“Thank you for your consideration.(ご検討をありがとうございます)”
“If you have any questions or concerns, don’t hesitate to let me know.(質問やご懸念点がありましたら、遠慮せずにおっしゃってください)”
“I look forward to hearing from you.(返信をお待ちします)”
などと言い添えることも役立ちます。
いつまでに情報等が欲しいのか期限を明確にし、対応のお礼をあらかじめ述べましょう。他にも、
“Best regards”、“Sincerely”、“Thank you”
なども使えます。
英語に関する困りごと、気になっていること、成功・失敗体験談などを募集しています。
応募フォームは、こちら
PROFILE
西手 夕香里 Yukari Nishide
通訳・翻訳修士
日米企業の社内通訳として11年間の経験を積んだのちに独立。フリーランスとして規制当局によるGxP 査察を中心に医薬品分野の通訳に関わる。2016 年にシミックグループに入社。現在、多数のプロジェクトで通訳・翻訳者として活躍中。