シミックで働きながら、アカデミアでのキャリアも開拓
医薬品開発の分野では製薬企業社員が大学などのアカデミアへ出向するといった形で共同研究を行うことが以前から盛んに行われてきました。こうした場合、雇用契約は一方とだけ結び、もう一方は非常勤となるケースが多かったため、医療保険・年金や退職金などの面で研究者に不利益が生じていました。
このため、優れた研究開発人材が産学の垣根を越え、複数の組織で活躍しやすくなる仕組みが求められおり、2014年に文部科学省、経済産業省から発表されたのが「クロスアポイントメント制度」です。