W&3C vol.30
鏡に刻む、時を超える手仕事 – 和鏡職人が映す、技と人との静かな交差点
山本合金製作所 五代目鏡師 山本 晃久
シミックグループの企業カルチャー「W&3C」の4つの価値観を軸にお届けするインタビュー企画。今回は「Challenge」をテーマに、“奇跡の鏡”を作る鏡師・山本晃久さんにお話を伺いました。京都・下京区の工房で、日本で唯一、手作業で「魔鏡」を作れる職人です。太陽光を当てると裏面の模様が光に浮かぶ魔鏡は、かつて隠れキリシタンの祈りの道具とされていました。祖父の代で復活したこの技術を、山本さんは今も丁寧に受け継いでいます。静かな工房で作られる一枚の鏡には、伝統と職人の誇りが宿っています。
